歯科衛生士コラム18〜サホライド〜
2019年3月23日
こんにちは⭐️歯科衛生士の吉田です。今日はサホライドについてお話します。
サホライドとは、虫歯の進行を抑えるたむの薬で主成分は(フッ化ジアンミン銀)です。虫歯に直接塗布していきます。ただし、サホライドが用いられるのは、初期の虫歯に限られます。
(サホライドとフッ素の違い)
サホライドとフッ素は共に虫歯対策に役立ちますが効果が違います
・サホライド→殺菌作用 虫歯の進行をふせぐ
・フッ素→歯の再石灰化を促進させる
歯質を強くさせる
酸の生産を抑え虫歯になりにくくする
つまり、サホライドは「出来てしまった虫歯」の「進行を遅らせる」働きがあるのに対して、フッ素塗布は「虫歯になっていない歯、またはごくわずかに虫歯になりかけている歯」に対して、「虫歯にならないように予防する」作用があるのです。
(サホライドのデメリット)
サホライドを塗布すると、虫歯になっている所が黒く変色します。
歯磨きでも取り除く事が出来ないので、少し年齢が上がってきて見た目を気にするお子さんなどは抵抗を感じるかもしれません。
サホライドは、しっかりと歯磨きをすることが難しいために虫歯になりやすい方や、長時間歯医者さんで治療を受ける事が難しい乳幼児や、寝たきりになってしまった高齢者などにおすすめの治療です。には乳歯の虫歯の進行を抑えるために使われる事が多いです。