予防型小児矯正(マイオブレース・システム)って?
マイオブレース・システムの効果
- お口の良くないクセの改善
- 顎の発達と位置の改善
- 歯並びの改善
- 顔の骨格の適切な発達
- 健康の改善
- 健康的な食習慣
- 鼻呼吸
- 安静時の舌の適切な位置
- 適切な飲み込み方
- 食事や会話以外では唇を閉じること
永久歯が全て生え揃ってから
一般矯正(ブラケット)するのでは遅いの?
10代初めの子どもの歯並びを矯正するために長年使われてきたのがブラケットという器具による矯正ですが、近年いくつかの欠点が明らかになってきました。
エナメル質へのダメージ
ブラケットが歯に固定されるため、歯の手入れが難しく、器具周辺のエナメル質が劣化しむし歯や着色の原因となります。ブラケットを取り外す際に、歯の表面が傷つき、その過程でエナメル質がダメージを受けることがあります。
後戻り
ワシントン大学の研究により、抜歯の有無に関わらず、90%の確率で歯が元の位置へ戻るあるいは治療前よりも悪化することが分かっています。
歯根へのダメージ
シドニー大学の研究によれば、ブラケット治療を受けることによって、ほぼ100%の確率で歯の根っこ(歯根)がダメージを受けます。根の一部が溶け(歯根吸収)、本来よりも短くなってしまいます。これにより前歯がいずれ抜け落ちる危険性があります。
永久的な保定
すべての歯科矯正遅漏において保定が必要とされますが、保定をしても矯正後の歯並びが保たれる保証はありません。新しく開発されたクリアアライナーを使った矯正治療でも同じように後戻りする危険性があります。
マイオブレースは取り外し可能ですので、断続的な使用により歯根吸収が起きません。
ブラケットと併用されることもあり、通常の矯正に比べるとブラケットの装着期間が短縮されるため
患者さんの負担が軽減されます。
マイオブレース・システムの矯正の流れ
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1問診・矯正計画作成
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2適切なトレーナーの選択
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3ワークブックの活用
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4トレーニング開始
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5チェックシートで毎日チェック
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6矯正状況の確認
よくあるご質問
予防型小児矯正(マイオブレース・システム)のよくあるご質問はこちら。よくある質問ページ →
「プレオルソ」
こども歯ならび矯正法
プレオルソとは?
プレオルソとは、小児向けの予防矯正で上下一体の取り外しの出来る「マウスピース式矯正装置」です。この装置の特徴は「歯を直接動かす」のではなく、歯並びを悪くしている原因(口の周りの筋肉)を改善することで「間接的に歯並びを改善」していくことです。
装置は日中1時間と夜間寝ている間に使用します。小児の骨の柔らかい時期に始めることで効果が出やすい矯正方法です。
お子様にこんな悩みはありませんか?
お口がぽかんとあいている 受け口
プレオルソの特徴と効果
- ① 取り外しが可能で、痛みが少ない
固定式の装置は、痛みがでると言われていますが、取り外すことのできるマウスピース式は一般的に痛みが少ないと言われています。 - ② 装着は「日中1時間」と「就寝時」のみ
日中1時間と就寝時のみの装着となりますので、装置を学校へ持っていく必要もないので見た目も気になりません。 - ③ 後戻りしにくい
「歯並びが悪くなる原因」を根本から取り除く治療です。お口まわりの癖を取り除くことができれば、治療終了後の後戻りの可能性が低くなります。 - ④ 費用を抑えて治療を行える
プレオルソ治療終了後はお口の環境が整いますので、新しく矯正治療が必要となった場合でも、治療の期間が短くなる、良い効果が期待できるなどの効果があります。
そのため、成人になってから矯正を始めるよりも、矯正にかかる費用を抑えることができます。
柔らかい
装着時の"痛み"がほとんどありません・弾性があるためにこわれることがほとんどありません。
プリフォーム(既製品)
プレオルソのために開発したこの装置は既製品ですので歯型を取る必要がありません。装置を温める事により、調整ができます。
取り外しが簡単
口腔内を清潔に保つことができます。家にいる時間に使用します。
不正咬合の種類
凸凹でこぼこ(叢生)
4人掛けの椅子に6人座っている状態。
受け口
横から見たときに下の歯が出ている。
出っ歯
横から見たときに下の歯が出ている。
開咬
奥歯は噛んでいるけれど前歯が閉じない。
過蓋咬合
上の歯が下の歯に覆いかぶさっている。
「お口ポカン」に代表される口呼吸を鼻呼吸へ促します。
口呼吸になると多くのデメリットがあります。
口呼吸は虫歯や口臭の原因になりやすいと言われています。口呼吸をしていると口の中が乾燥してしまい唾液の分泌が抑えられてしまいます。唾液には、口の中を潤し殺菌する作用があるので、唾液の分泌が減ると虫歯になりやすく、口臭の原因にもなってしまいます。
プレオルソは「咬みあわせ」と「歯ならび」を改善すると同時に、機能的な側面「口呼吸から鼻呼吸へ」を重要と考えています。プレオルソを使って行う機能的トレーニング法は、この「口呼吸から鼻呼吸へ」の改善を促します。 この改善がお子さまの歯ならびだけでなく成長・発育に大切です。
よくあるご質問
何歳ごろから始めるとよいですか?
一般的に、5歳か6歳ごろがよいと言われています。お子さまによって歯の成長も違うので、早めにご相談ください。
痛みはありますか?
歯が動くときの痛みはお子さまによって差がありますが、プレオルソは比較的痛みが出にくいようです。歯ぐきなどに当たって痛いと感じる場合には、調整が可能です。
寝るときに口に入れて大丈夫でしょうか?
はじめは少し呼吸しづらいと感じることもありますが、それは口呼吸になれてしまっているということです。使い続けることで、だんだん慣れてきます。ただし鼻づまりがひどい場合は、ご相談ください。