歯科衛生士コラム16〜癒合歯〜
2019年3月1日
こんにちは⭐️歯科衛生士の吉田です。
今日は癒合歯についてお話します。うちの2歳の息子も癒合歯です!
癒合はとは、隣り合う二つの歯がくっついている状態で生えてきたものです。
発生頻度は、乳歯では2%〜3%、永久歯では0、3%
原因は、現在でもはっきりと分かっていません。なぜなら、全身疾患やウイルス感染のない健常児でも癒合歯は発生するからです。
癒合歯で問題となるのは、まず、結合部分(くっついている部分)が、線状に凹んでおり、そこが汚れやすく虫歯になりやすいことです。とくに内側は溝が深く、汚れ易くなおかつ外から見えにくいので注意して磨いてください。
また、乳歯の癒合歯の下にある永久歯(大人の歯)が生える時、癒合歯の根の部分が正常に吸収されずに、歯の交換期(生え変わりの時期)になっても抜けない場合があり、抜歯が必要になります。また、二本が一本になったため、スペースが不足し、歯並びにも影響します。したがって、歯科医院で定期的に虫歯予防や歯並びについて経過を観察しましょう✨