歯科保健指導を通した食育
2021年12月11日
こんにちは!
歯科衛生士の三浦です。
先日、スタッフと歯科保健指導を通した食育についてのセミナーを受講しました。
多くを学ぶ事が出来ましたが、ここでは【野菜・果物ジュース】についてお話します。
スーパーなどで見かける野菜・果物ジュースには、「5ヶ月頃から」、「6ヶ月頃から」と記載があります。
これは「5ヶ月の時点でこのジュースが飲めるようになってないといけない」という意味ではありません。また、野菜・果物ジュースを飲んでいたとしても、それは残念ながら野菜・果物を摂取したことにはならないのです。
飲んでいけないわけではありませんが、野菜・果物がジュースになってしまうと・・・
●食物繊維…排除されてしまう
●殺菌…ビタミンBなど、損なわれている可能性が高い
●砂糖不使用でも果糖配合…血糖値の乱高下の懸念、肥満につながる可能性がある
●濃い味に慣れてしまう…味のない飲み物が飲めなくなる可能性がある
しっかりと噛んで食べるためにも、野菜・果物はジュースではなく、なるべくそのものを食べるようにしましょう。
よく噛むことで、口の周りの筋肉の発達、唾液の分泌促進、血糖値の急上昇抑制につながります。
子育ての中で、養育者の方は色々と悩みが尽きないと思いますが、頭の片隅にでも覚えておいていただけると幸いです。
歯科衛生士として患者さんの健康を守るためには、歯磨き指導だけでは虫歯予防は確立できません。
虫歯予防と食生活は密接な関係がありますので、今後も医院のスタッフ全員で学びを深め、患者さんの健康に少しでも貢献できればと考えています。