ブログ| 今伊勢駅で歯科・歯医者をお探しの方はいまえだ歯科口腔外科・矯正歯科まで

診療時間 日祝
9:00~18:00

休診日:日曜日・祝日・学会日(随時お知らせします)

〒491-0052
愛知県一宮市今伊勢町新神戸字乾24

  • 地図
  • アーカイブ

  • カテゴリー

4虫歯の治療

2020年2月28日

いまえだ歯科の本多です。
3週間に1回のペースで、歯科疾患の基礎知識を解説していきます。

前回、う蝕の進行について書きました
今回はう蝕の治療についてです。

まず、う蝕の治療の基本は感染の除去です。
虫歯菌に感染してしまった組織を全て削りとり、セラミックや金属、プラスチックなど、代わりの人工物で形を回復します。
この基本を踏まえて、前回解説したう蝕の進行度合い別に、治療を解説していきます。

Co
歯の表面からカルシウムなどが溶け出している状態です。
虫歯の原因を調べ、それに合わせて生活習慣を改めれば、
再びカルシウムを歯に沈着させ(再石灰化)、治癒させることができます。

C1
歯の表層(エナメル質)範囲内の感染です。
う窩(虫歯でできた穴)があれば、その部分は汚れがたまりやすく、コントロールが難しくなるため、削ってプラスチックで埋めます。
う窩がなければ、経過観察することもあります。

C2
歯の深層(象牙質)に達する感染です。
感染部分を削り取り、残った歯の形によって、修復方法が変わります。
修復治療の方法については、次回以降で説明します。
ここまでの虫歯であれば、質の良い治療を受け、術後のメインテナンスを欠かさなければ、
今後も歯を守っていくことができるでしょう。

C3
歯の神経に達する虫歯です。
ここまで進行すると、予後が悪く(治療後、再発しやすく、歯の寿命が短く)なります。
神経の治療をし、感染を取り除いたあと、土台を立てて頭の部分を修復します。
神経の治療については、次回以降で説明します。

C4
感染を取り除いても、わずかな歯の根の部分しか残らないため、基本的には抜歯となります。
外科手術や矯正治療によって治療することができる場合もあります。

多くの歯に虫歯を作って来院された方の中には、
治療回数が50回を超える方もいらっしゃいます。
忙しい日常生活の中に、50回も歯科医院に通う時間を作るのは大変な事だと思います。

まずはう蝕にならない事、予防が最も大切です。
いまえだ歯科は予防のための処置を積極的に行っています。

う窩ができてしまったら、進行する前にできるだけ小さく治療しましょう。
その時の治療はできるだけ長持ちするよう、質の良いものを選んでください。

治療後は再発しないよう、家でのケアと、歯科医院でのメインテナンスを欠かさずに行いましょう。
メインテナンスに通う事で、歯科疾患のリスクを下げ、歯科医院に通う回数を減らすことができます。
そして、長期的にはお口の健康を守り、全身の健康につなげていくことができます。

 
ページトップへ