保育士コラム14 〜食事で広がることばの世界〜
2019年2月27日
こんにちは。保育士の吉川です。
今日は、小さなお子さんの「手づかみ食べ」がことばの成長を促すことについてお話ししたいと思います。
はっきりしたことばを話すまでに、小さなお子さんの脳の中には毎日見たり聞いたりしたことが、たくさんストックされていきます。離乳食が始まり、自ら食べ物に触れていく体験(手づかみ食べ)がお子さんのことばの世界を少しずつ広げ始めていく時期にさしかかります。自分が食べたもの(例えば バナナ)に手を伸ばし、その触感・におい・舌触り・味 を感じ「バナナ」を五感で感じます。そこに、お母さんの「バナナよ、おいしいね」という声かけが加わることで『ことば』がまた お子さんの中に染み込んでいきます。
その繰り返しこそが、五感を獲得しことばを育むことにつながるのです。
お子さんがことばの世界に入るこの瞬間を大切にし、食事をするお子さんと関わりを持って成長を見守りたいですね。