保育士コラム12 〜大切なひと口量〜
2019年2月1日
こんにちは。保育士の吉川です。今日は、前回のコラムでお話した『手づかみ食べの良さ』の続きとして、手づかみ食べの発達的な意義をお話ししたいと思います。
まず初めに、赤ちゃんは「手づかみ食べ」をすることで 自ら食べ物の大きさや硬さを感じます。どの程度の力でつかめば、潰れずに口に運べるかと行った感覚を知り、微妙な力の加え方や指の動かし方を学びます。
そして、物を掴み前歯でかじりとることで自分の『ひと口量』を覚えます。
この自発的な行為をする中で、自分の口にとっての適量が理解でき、そうすることでお子さん自身がしっかり咀嚼する姿勢を育みます。
ぜひ、手と目と口の協調運動を温かく見守り、十分に『ひと口量』の経験をさせてあげてください。
我が子が食べやすいようにと、何でもひと口大の大きさに用意するお母さん方。実は不親切なくらい「手づかみ食べ」を見守る
姿勢をとった方が、おこさん自身の成長にちょうど良いのかもしれませんね。